なぜ、制服や園児服は一般の子供服より高いのか?

制服や園児服は、仕様が厳格に決められた製品だからです。

園児服は制服です制服として「この生地でこの形にする」と決めたら、毎年同じ物を作らなければなりません。その点、一般の子供服には、「この生地でこの形にする」という決まりはありません。お客さまから「この前買ったのと同じのをください」と言われたら、「あれはすべて売り切れてしまいました」と答えればそれで済むのです。制服・園児服と子供服のこの違いが、価格差になるのです

では具体的にどう違うのでしょう。

まず材料の違いをお話します。

一般衣料にバーゲンがあるように、生地にもバーゲンがあります。バーゲン品の生地を使えば、洋服は安く作れます。ただしそうした生地は、その場限りで終わってしまいますので、同じ物を作り続けなければならない幼稚園の制服には使えません

制服に使えるのは、その場限りでなく継続性のある、いわゆる「定番」の生地です。制服屋は「定番」の生地しか使えません。その事を生地メーカーは知っていますので、制服に使う「定番」の生地には強気の価格設定になります。もっとも生地メーカーに言わせると、多少色ブレがあっても売れる一般向けとは違い、「定番」は作るのが難しいとのことです。

この「定番」の宿命は生地だけではなく、ボタン、テープ、リボンなど、制服・園児服のすべての材料についてまわります。
ちなみに、弊社の制服・園児服は、厳選した生地を使いながらも洗濯機でも洗えるように工夫を施しています

次に制服と一般服の作り方の違いをお話します。

一般衣料では、生地は無駄なく使います。ポケットを2個付けるつもりでいても、1個しか取れなければ1個にしてしまいます。消費者は、お店で初めて見る服ですから、そういうデザインだと思うだけです。しかし制服ではそんなことは許されません。たとえ無駄が出ても、決められた通りに作ります。

洋服の身ごろの型紙は、おおまかにいって三角形です。ですから互い違いにすれば生地に無駄なく収まります。しかし場合によってはうまく収まらず、大きな無駄が出る事があります。「身幅が1cm狭ければ生地が50cm節約できるのだが、、、」という場合も、制服の場合は涙をのんで規格通りに作ります。安値で売り込む制服屋の服が小ぶりなのは、この辺の事情によるものです。

結論

「決められたものを、何年にもわたって作り続ける」これは制服としてはあたりまえの事ですが、そのためには、一般の子供服にはない、コストが掛かってしまう事、ご理解いただければと存じます。
弊社の制服・園児服作りの哲学もご紹介していますのでご一読ください。

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